Hidden Forest から NO.1 (2001,9,15)

 


Hidden Forest の紹介

 トロントから車で西方に走ること約2時間弱、GUELPHの町から30分程北に上がったELORAという可愛い村の近く。森の木々に隠れるようにぽつんと1軒のログハウスがある。そこが今、私達がお世話になっている家である。まわりには多数のメープル、杉の高木等に囲まれ見えるのは高く青い空だけ。

 もうここに1週間以上居るが用事のない限り、出かけようという気になれない。朝起きてすぐ家のまわりのデッキに出て 新鮮な空気を思いきり吸う。時にはそこでブランチとしゃれてみる。必死に羽を羽ばたいているハミングバードを眺め、風の音を聞きながら本を読んだりパソコンで遊んでみたり、時にはぼんやりしたりと、、、気がつけば1日中そこにいることになる。自然に囲まれゆったりと静かな時間が流れている。そんな中に身を置けるなんて、これこそ最高の贅沢だ。

    この森の中に家がある                      入り口                       お気に入りのデッキ

 

 ここの住人は、GUY(ギー)さんちよさんご夫妻。2人とも私達と同年代なのでとても気が合い、気楽にお付き合いできる。10年ほど前にこの森を買われ、開墾から家を建てるまで基礎工事を除いて、ほとんど自分達でされたというから驚きだ。まだ地下室と2階が出来あがっておらず、GUYさんが暇を見つけて仕上げているらしい。手作りのログハウスだから素朴な感じだろうと思っていたが、内装もこっていてちょっとしたプチホテルというところだ。キッチンもバスルームもとても広くゆったりとしていて、家の隅々までちよさんのこころ配りが感じられ住み心地は快適だ。

 そのほかミミちゃん、ハナコさん(ヒマラヤ猫)と言う名前の2匹の猫。マコさんと言う大きなワンちゃん。2匹のカナリアと2匹のガチョウ達の家族の世話で、ちよさんも結構忙しそうだ。GUYさんが暖房用の薪割を始めたのを見て、HARUも手伝いはじめたが見るとやるとは大違い。年季の入ったGUYさんには及ばないが、毎日適度に汗を流し楽しそうだ。

 

       夕食の時間                    リビングでくつろぐHARU                キッチンで食事の用意 

 


さすが Hidden Forest ?

 ある日Guelph まで買い物に行った。その前日にちよさんと一緒に車に乗り、書いてもらった地図を見ながら案内してもらった。おまけに帰りにこの当たりの地図も買い、位置関係もよく分かったつもりだった。ところが、、、迷ってしまった。何号線とか書いてある道は分かるが、メインから横に入る道が分からないのだ。カナダのことだから1本1本の道に名前が書いてあるが、田舎道なので標示が小さく車の中から見えない。町だと目印になる物がありそれで覚えられるが、ここは見渡す限り牧草地ばかり。ぽつんとあるサイロの家を目印にしているが、幾つめの角で左折、真っ直ぐ行って右折なんて言っている間に、どこがどこか分からなくなり、みな同じような風景に見えてくる。

 人に尋ねようと思っても誰も居ないし、たまに車とすれ違うくらい。結局1時間ぐらい家の周りをぐるぐるしていたらしい。やっとたどり着いた時は正直言ってホットした。ちよさんに言うと、「みな そうよ。季節が変わって木の葉が落ちると、また違った風景に見えてくるらしいの。」だって・・・あーあ。昼間で明るく地図を見ていてもわからないのに、夜になったらどうしよう。街灯なんてないし、懐中電燈をもっていちいち曲がり角で確認するしかないのか? 当分の間、悩みそうだ。

 

 

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