4/15 　クライストチャーチ→テカポ→マウント・クック泊
4/16 　マウント・クック→ワナカ泊
4/17 　ワナカ→アロータウン→グレノーキー→クロムウエル
4/18 　クロムウエル→クライストチャーチ

テカポ湖から１時間３０分、国道８号線を走っていくと、大きな湖の向こうに威風堂々とした山が見えた。ニュージーランドの最高峰であるマウント・クック（標高３７５４m）だ。ラッキーにも今回も晴れたマウント・クックがはっきりと見えた。その後プカキ湖にそって走り、マウント・クックビレッジに入った。今晩はここで泊り明日は念願のトレッキングの予定だ。

クライストチャーチから車で約３時間３０分。単調な牧場の風景に飽きてきたころ、突然目の前にミルキーブルーの湖が現れた。テカポ湖だ。ここは南島でもっとも有名な観光地の一つで、日本からの南島観光のツアーには必ず組み込まれている。この日も日本人の観光客にであった。
　私達はこれで３回目の訪問。いつ見ても「善き羊飼いの教会」とテカポ湖、万年雪のサザンアルプスの山々は絵になる。いかにもニュージーランドらしい風景で、ぼんやりテカポ湖を眺めながらしばし休憩。湖のすぐ近くにマウント・ジョーン（標高１０３１m）があり、そこからの眺めも素晴らしいと聞き行った。

今日も快晴、外気温８度。少々寒いが歩くのには気持ちがいい。８時にホテル出発。ビレッジから広々した風景の中を歩き、２つのつり橋を渡り氷河湖（ホッカー・レイク）まで行く片道２時間のコース。朝は寒いくらいだったが、太陽が昇り昼近くには暑くなってきた。時折雷鳴が山に響き恐怖感を覚えたが、氷河が崩落する音と聞きいっそう驚いた。

今回の旅のメイン中のメイン。前回も黄葉を楽しみに来たのに全く見られず、数年前から是非ともワナカ湖の黄葉を見たいと思っていた。友人や知人からまたface bookでも情報を得て、ワナカの他にアロータウン、クロムウエル、グレノーキーも回ることにした。ワナカは「オータム・フェスティバル」に日程を合わせて行ったが、残念なことにすでに散りかけていた。
ただホテルを町の中心から離れたワナカ湖畔に取ったので、部屋からそのまま湖畔に出られ、朝食前に散歩に出てとても気持ちよかった。また見事な黄葉に大満足し、来たかいがあったと思った。

アロータウンは１８６２年に金が発見されゴールドラッシュに沸いた町。小さな町だが、今でも当時の石造りの建物等を保存したメインストリートには、いろいろな店やカフェがあり観光客で賑わっていた。ここの「オータムフェスティバル」は１週間後で、紅葉には少し早かった。

ここはFacebookで知人から教えてもらった。その人もニュージーランドに住む観光関係の仕事に就いている人から得た情報だから、よほどの穴場なのだろう。この地名を聞いた時ガイドブックや地図で探したがすぐには見つからなかった。ただクイーンズタウンの近くだというので念入りに探したらあった。
クイーンズタウンからワカティプ湖に沿って６４号を行った終点の小さな町だった。実際に行ってみると観光客であふれたクイーンズタウンを抜け湖に沿って走ること約４０分、本当に何もない田舎町だった。でも空気が違った。とても静かで身も心も洗われるような感じがし、ここにいると生き返ったように思った。こんな場所は初めてだった。

ここも前の旅でクイーンズタウンからの帰りに寄った町で、町の入口にある「ジャイアンツフルーツ」のオブジェと、青々としたポプラ並木が印象的だった。泊ったモーテルのオーナーに黄葉の見事な所を聞くと、地元の人しか知らないところを教えてもらった。それは市内を抜けBannockbun通りを先の方に進んだところ。クルーサー川に面して見える風景がとても綺麗だった。