オアフ島          2005.7.4〜7.13  

    
   

7月4日(月) ホノルル空港→ワイキキ・ビーチ

13時55分 ホノルル空港着。空港からホテルまでエアポート・シャトルを利用しようと乗り場を探したがわからず、聞きまくった。本にはミニバスと書いてあったのだが、実際には大型の観光バスで何の表示もなく、団体用の観光バスと勘違いしていたのだった。シャトルバス乗り場の表示もなく個人客には不親切な空港だ。

 4時前、今日から9泊するホテルに到着。ワイキキ・ビーチから2ブロック、フード・パントリー(生鮮食品を扱うスーパー)にも近く、格安のホテルなのでビーチこそ見えないが、室内の広さもまあまあだ。

 さっそく外へ。まずワイキキ・ビーチへ。白い砂浜とダイヤモンドヘッドの風景は絵葉書でもおなじみだが、人出の多さに驚く。続いて一番賑やかなカラカウア通りへ。都会はどこの街も同じで、競いあうように林立する高層ホテル群と高級ブランド店が続き、ここもそぞろ歩きの人でいっぱいだった。

 私達はあちこちにあるABCストア(コンビニ)をのぞき、必要なビールやおつまみ、朝食用のパン等を買う。ついでに街角にある無料のタウン情報誌を持って帰り、明日からの予定を立てた。





 

7月5日(火) ワイキキ・トロリーで一日観光

 9時過ぎ、ワイキキ通りにあるロイヤル・ハワイアンSC(ショッピングセンター)へ行き、トロリーの1日乗り放題パス、25$を買う。まずピンクラインに乗りアラモアナショッピングSCへ。

 そこからホノルル市内観光レッドラインに乗り換え、アラモアナSC→ホノルル美術館前→ハワイ州政府ビル前→フォスター植物園→ビショップ・ミュージアム→ヒロ・ハッティ→カメハメハ大王像→ワード・センター前→アラモアナSCへと廻った。(私達はハワイ最大の博物館であるビショップ・ミュージアムで降り、ゆっくりみてまわり昼食も食べた。)

 そこからまたピンクラインで元のロイヤル・ハワイアンSCまで戻り、最終の4時発のブルーラインにぎりぎり間に合った。ブルーラインは島の東南部の海岸線をグルリと回るコースで、ロイヤル・ハワイアンSC→ホノルル動物園→ワイキキ水族館→ダイヤモンドヘッド・クレーター→カハラモール→ハナウマ湾→潮ふき穴→シーライフ・パークまで行った。シーライフ・パークはもうすでに閉まっていて、仕方なくそのまま同じコースを帰った。

 
トロリーは窓ガラスがなく風を感じ、海を眺めながら走るので気持ちよかった。おまけにガイドさんのカタコト日本語の説明も面白く笑いころげたが、往復2時間のトロリーの旅はおしまいにはお尻が痛くなった。でも全コース乗ったので元はしっかり取れた。

 

7月6日(水) アリゾナ記念館へ

 ハワイに来たのだから真珠湾を見ておこうと、ザ・バスの42番に1時間30分ほど乗りアリゾナ記念館へ行った。乗客はほとんど地元の人で観光客は見あたらなかったので、あまり人気がないのかな?と思ったが、現地に着くとたくさんの観光客がいてびっくり!ほとんどの人がツアーで来ているのだった。

 記念館に入るのは無料だったが有料の手荷物預かりを利用し入館した。模型の潜水艦や写真の資料を見てメインの戦艦アリゾナ号に入ろうとしたが、もうすでに今日の予約は一杯で入館できず、明日の朝一番の予約を受け付けていた。仕方がないので隣の戦艦ミズーリ記念館へ行こうとしたが、こちらもすでに満杯。もう、せっかく行ったのにがっかりだった。

 帰りに有名なアラモアナSCでウィンドーショッピングをし、フード・コートで丼を食べて帰った。ホテルでタウン情報誌を見ていたら、アリゾナ記念館へのツアーの案内があり、どれも朝の出発が早く午後1時過ぎに帰着で、予約で一杯だった訳がわかった。

 夕方、ワイキキ・ビーチで行われるフラダンスを見に行った。ハワイアンミューjジックを聞きながらフラダンスを見ていると、ハワイにいるという実感が沸いてきた。



 

7月7日(木) ワイキキビーチへ

 今日は一日中のんびりした。朝からワイキキビーチへ行きHARUは泳いだ。・・・と言うより水に浸かったと言うほうが正しい。風がとても強く波が荒く泳ぐどころではなく、サーフボードを借り遊んでいた。でも沖の方では若者達がサーフボードにうまく乗り、気持ちよさそうに波に乗っていた。

 MINEはビーチの木陰で本を読んだり、サーファーを見たりして何もせず時間を過ごした。ちょうど隣に日本流に言えば臨海学校で来た小学生がいて、先生の指導よろしく水着に着替えたり昼ご飯を食べていた。どの子も可愛かったが、先生の大変さは日米同じだった。(児童数が少ないので米の方がましかな?)

 昼からはクヒオ通りをぶらぶらし、日本人経営のパンやさんでサンドイッチを食べた。店内にいるとここがハワイだと言う実感がしなかった。




 

7月8日(金) イオラニ・パレスのフライデー・コンサートへ

 毎週金曜日にロイヤル・ハワイアン・バンドによる青空コンサートがあるので、それに合わせてイオラニ・パレスに行った。ここはハワイ王朝の豪華さをしのばせるアメリカ唯一の宮殿で、日本語のツアーもあるらしいのだがあまり興味がないのでパス。

 正午少し前にコンサートがある広場に行った。もうすでにハワイアン・バンドのメンバーも来ていて聴衆も集まっていた。私達は隅にあった折りたたみ椅子を借りて座ったが、ピクニック気分よろしくシートを広げて、飲みながら食べながら楽しんでいるグループもあった。そのうちにメンバーが50人ほど集まりコンサートが始まった。

 まず挨拶があり、なじみ深い「アロハ・オエ」から始まりフラダンスも見せてくれた。知らない曲が多かったが1時間の演奏を十分楽しませてくれた。大きな木の下で風に吹かれながら生演奏を聞くのは本当に気持ちいい。

 ついでに近くのカメハメハ大王像も見たが、この銅像はカメハメハ本人ではなく、一番ハンサムな友人だったと知っておかしかった。ハワイ島のノース・コハラで見たカメハメハがオリジナルだとか。                                                                 





7月9日(土) 買い物→カイルア・ビーチへ

 珍しく朝から曇りで時々雨。仕方がないのでカラカウア通り行きウインドウ・ショッピング。メーシーズのデパートでバーゲンセールをしていたのでHARUのポロシャツやMINEのパンツを買った。高いハワイでも4割引きで安く買えたのでご機嫌だった。

 昼食はワイキキ・トレード・センターにあるレジェンド・シーフード・レストランの飲茶を食べた。評判だけあって蒸したてのシュウマイや大好きなえび餃子などどれもおいしく、値段もまあまあで大満足した。

 昼から晴れてきたので、ザ・バスの57番に乗りカイルア・ビーチへ行った。「地球の歩き方」の取材スタッフが自信を持って推薦するオアフ島ナンバー・ワンのビーチと言うことでかなり期待した。バスはカイルアの町の中心に着き、そこから歩いたが地図を見ながら探しているとさっそくどこへ行くのか?と親切な人が教えてくれた。

 
 歩いて15分ほどでビーチに着いたが、閑散としていて泳いでいるのはほんの数人だけだった。ほとんどがウインドサーフィンをやっていて大海原に帆を広げて颯爽と走っている姿は格好よかった。MINEももう少し若ければ挑戦するのだが・・・残念ながらあきらめた。なるほどビーチも美しく、地元の人だけと言うひなびた感じでとてもよかった。                      




                                         

7月10日(日) オアフ島一周のバス旅行
 「地球の歩き方」にザ・バス52番と55番でオアフ島を一周できるとあったので、それを利用した。9時15分、52番のバスはアラモアナSCを出発し、ダウンタウンを通りH−1(ハイウェイ1号)に乗り、途中からHー2でしばらく北上。バスの乗客はほとんど地元の人で観光客と思われるのは私達だけ。冷房がよく効いていてとても寒く、長袖を着たりひざに新聞紙を広げたりしたが我慢できず、がたがた震えていた。ノースリの若い女の人やTシャツのお兄さんも寒そうにしていたが、誰もドライバーに何も言わなかった。自己主張の強い国なのに不思議だった。

 10時50分ドール・プランテーションについた。目の前一面にパイナップル畑が広がり、遠くに山が見え広々とした綺麗な風景だった。ビジターセンターやパイナップル農園を見てまわったがあまり興味がなかった。12時20分またバスに乗り、最北端のタートル・ベイ・リゾートを目指した。


 

ハレイワと言う町を過ぎるとバスの左側に海が広がり、大小の砂浜、白い波頭が見え隠れし、ローカルなビーチが続いていた。バスの客も真っ黒に焼けた裸のサーファーや、大きな買い物袋をかついだおばさんや子供達が多くなり、ワイキキとは違い地元の雰囲気が楽しめた。

 最終地点のタートル・ベイ・リゾートは、寂れたリゾート地という雰囲気で特になにもなし。ガイドブックにはここでバスの運転手もひと休み、と書いてあったので私達もトイレ休憩しようと思っていたのに、55番に行き先表示を変えただけですぐに出発。

 今度は東海岸に沿って南下し、途中ポリネシア・カルチャーセンター前を通り、いくつかのビーチを通り過ぎカネオ・タウンについた。ここからハイウェイに入り山道を走るといつの間にかアラモアナSCに到着。時刻は4時過ぎだった。たった4ドルで7時間のバスの旅を楽しんだ。

 




7月11日(月) ヒルトン・グランド・バケーション・クラブへ

 ハワイ島で予約したタイムシェア・リゾートの話を聞く日。ワイキキのヒルトン・ハワイアン・ビレッジにあるラグーンタワーに行った。ここは私達が泊まっているリーズナブルのホテルと違い、高級そうでとても落ち着いていた。さっそく担当者が来てコーヒーを飲みながらいろいろ説明してくれた。もちろん日本語なので話がよくわかり、いろいろ質問もした。

 私達はハワイには一度来たら十分なので、この話はただ聞くだけ。絶対に乗らない!と2人で話し合ってきた。ところが・・・・、話を聞き実際に部屋を見るうちにその決心もだんだん揺らいできた。ガーデンビューの部屋なら350万円、年間の維持費8万円で年に1週間自由に使えるのだ。部屋も広く家具から台所用品まで何もかも揃っている。ハワイには毎年来ないと言うと、それならラスベガスなら150万円と言う。






 それにラスベガスの部屋を使わなくても、このクラブが世界中1300ヶ所と提携しているリゾートホテルに1週間滞在できると言う。

 MINEはこの条件にとても興味を持った。いつもホテルの予約に頭を悩ましており、自炊の出来るところを見つけるのは難しい。このクラブに入ればこの悩みも解決できそうだ。HARUはリゾートホテルの予約料がいることや、1週間8万円は高いと反対意見。(そりゃそうだ。私達はいつももっと安いホテルに泊まっているのだから)

 いろいろ考えたいので時間が欲しいと言うと、ハワイにいる間に決めて欲しいという返事。場所を代え外へ出て2人でじっくり相談した。そのうちにだんだん現実に戻り夢もさめ買わないことに決めた。何でもその場で決めないことだ。

 





7月12日(火) ダイアモンドヘッドへハイキング

 58番のバスに乗りバス停からクレーターの駐車場まで歩いて20分。ここまででも暑いので汗びっしょりだ。ここから山道を一列になって頂上を目指す。入り口でもらったパンフレットによると片道1.1キロ、約25分かかるそうだ。

 炎天下、木の陰もなく日ごろの運動不足がつらい。みんなにどんどん追いぬかれるがマイペースで歩く。途中展望台で少し休憩し、76段の階段を上り狭いトンネルに入ると風が吹いてきてほっとする。

 また99段の階段を最後の力を出して上り、トンネル内のらせん階段を上りやっと出口に着いた。なんとも言えない眺めのよさ!遠くを眺めればどこまでも続く海、海、海。右下には海岸線に沿って高層ビルが立ち並ぶワイキキビーチ。吹く風もさわやかであせも疲れも一度に吹っ飛んでしまった。暑くて疲れたが登ってよかった。

 夕方は最後の夜と言うことでワイキキビーチで沈む夕日をずっと眺めていた。




7月13日(水) 帰国の日
 今日はいよいよホノルルを発つ日。前日に予約しておいたシャトルバスが予定通りに来て、あちこちのホテルを回り空港まで運んでくれた。9日間滞在しよく利用したザ・バスともお別れ。

 チェックインも何の問題もなく、すべてスムーズに行く。予定通り14時30分、NW15便でホノルル空港を離陸した。


 

 

 

 

 

 

 

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