6月22日 ローマ街歩きスタート

コロッセオ内部に。ところどころ壊れているが観客席がずらっと並んでいる様子は圧巻だ。この席も身分や性別によって仕切れ、真ん中のアリーナでは猛獣と剣闘士、剣闘士同士の壮烈な戦いが見世物にされたそうだ。ここに佇んでいると、観客の大声が今にも聞こえてきそうな錯覚する覚える。最後にコンスタンティヌス帝の凱旋門を見て、次の観光ポイント、パラティーノの丘とフォロ・ロマーノへ向かった。

パラティーノの丘は古代ローマの高級住宅地で、アウグストゥス帝と妻リヴィアが暮らした家等が残っていた。またここから眺めるフォロ・ロマーノの様子もよく分かった。
フォロとは公共広場のことで、約2000年前の古代ローマ帝国の政治・経済・宗教の中心だったところ。広場には神殿や集会所が建設され、最高議会の元老院も置かれていたそうだ。皇帝の凱旋パレードや政治演説が開かれる際は、大勢のローマ市民が集まった。

フォロ・ロマーノもパラティーノの丘も日差しを遮る物がなく、炎天下最高気温35度の中3時間ほど歩き回った。のどもカラカラで本当に疲れも最高潮に達した。

ローマ市内観光の日。初めてバスに乗る。バスルートのマップを見ながら乗ったが、ローマ市内は一方通行が多くよく曲がるので、どこを走っているのか全く見当がつかない。延々30分、やっとヴェネツィア広場へ。

まず目に飛び込んできたのが、真っ白な建物。ヴィットリオ・エマヌエーレ2世記念堂だ。1911年に完成というから、ローマでは比較的新しい方だろう。このヴェネツィア広場は交通の要所で、ここでバスの乗り換えが多いから、いい目印になる。

次にいよいよローマを代表する見どころ、コロッセオへ。ローマ初の巨大娯楽施設だそうで、紀元80年完成。と言うことは1936年前に建てられたというから、気の遠くなるような大昔だ。5万人を収容し外周527m、高さ約59mという超ビッグスケール建物で、「凄い!」の一言しか出てこない。

パラティーノの丘から見たフォロ・ロマーノ

コロッセオ

ヴィットリオ・エマヌエーレ2世記念堂

コロッセオ入場のチケット売り場にも長蛇の列ができていたが、先に「ローマパス」を買っていたので、並ばずに直接入口に行った。この「ローマパス」はお得な割引きパスで、ローマ市内の公共交通機関と、最初の観光施設2ヵ所が無料なので、バスなどの切符購入の手間が省け、入場の長蛇の列もパスできるのが有り難い。

4階まである観客席

パラティーノの丘の高級住宅

コンスタンティヌス帝の凱旋門



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