6月23日 ヴァティカン市国へ

イタリア旅行のハイライト!ヴァティカン博物館のシスティーナ礼拝堂へ。インターネットで8時30分入場の予約を取り、8時前にヴァティカン博物館入口へ。団体の方は既に長蛇の列ができていたが、空いている個人の方に並び係員らしき人に予約票を見せると、「このチケットではサン・ピエトロ大聖堂には行けない。ガイドツァーに参加した方が両方行ける。」と散々進められ、半分おかしいな?と思いながらも結局追加金を払ってツァーに参加。
後で落ち着いてガイドブックを見ると、サン・ピエトロ大聖堂は無料で行けるとわかった。博物館のスタッフと思ったが、どうもツァー会社の勧誘だったらしく、騙された~!と思ったが後の祭り。

絵画館   ビザンチン時代から現在までの宗教画主体の絵画を年代順に展示

サン・ピエトロ大聖を出た所は広場で、広大な土地と建物の圧倒的なスケールにただただ驚くばかりだった。この広場をぐるっと取り囲む半円形の回廊には、4列に円柱284本が並び、その上部は140人の聖人像で飾られている。
中央には巨大なオベリスクが立ち、そのオベリスクの右手の建物には法王の書斎がある。毎日曜日正午、法王が姿を見せて広場に集まった人達を祝福するらしい。
ヴァティカン市国を出て、近くのサンタンジェロ城へ行ったが、ジプシーの物乞いがついてきてうるさいこと。はっきりNO!と言わないと何処までもついてくる。気の毒に思うがそうしないとダメなんだろうな?
その後、また歩いてナヴォーナ広場へ。ローマには珍しく細長い形の広場で車が入り込めないため、落ち着いた雰囲気だったが、日陰が全くないため休む気にもなれなかった。広場の中央に3か所も大きな噴水があった
最後にパンテオンへ行った。現存するローマ建築の完全な遺構であり、世界最大の石造り建築だそうだ。ラファエロの墓があり、またクーポラの天窓が開きそこから差し込む光が、モザイクの床を照らし厳かな雰囲気だった。

ナヴォーナ広場

パンテオン内部

パンテオン

気温35度の中、一日中歩け歩けだった。ただ日陰に入ると涼しい風が吹き、ほっと一息つけた。のどがカラカラでいくら水を飲んでも追いつかず、アパートに帰ってから飲んだビールの美味しかったこと。

途中で外へ出て、中庭に掲示された写真を見ながら「システィーナ礼拝堂」の天井・壁画のフレスコ画の説明を受ける。説明後自分たちだけで礼拝堂へ。中は人・人・人で一杯で立ち止まらず流れに沿って天井を見上げ歩くだけ。写真撮影もできず、なんだかあっという間に礼拝堂から出てしまった。あれだけ楽しみにしていたシスティーナ礼拝堂だったが、なぜかあっけなく終わってしまった。

ガイドツァーはここまでで、サン・ピエトロ大聖堂への行き方を教えてもらい解散。ツァーに参加しなかったら、サン・ピエトロ大聖堂の入場に何時間も待っただろうし、自分たちだけでこれだけ要領よく回れなかっただろう。そう考えると腹の虫も治まってきた。

次に「ピオ・クレンティーノ美術館」と「ラファエットの間」へ。どこも凄い人で一杯でガイドさんの姿を見失わないように付いていくだけ。

騙されたと腹を立てても仕方がないのでガイドさんについていった。すると見事なこと!団体客や多くの観光客の中をすり抜け、何処も並ぶことなく裏階段を通ったりして見どころを案内してくれた。まずは絵画館(ピナコテーカ)へ。有名な作品を熱心に説明してくれたがすべて英語。知っている画家の名前なら勘ぐってわかるが、作品の説明など全く分からず。あまりに多くの作品で疲れてしまった。

サン・ピエトロ寺院をバックに

ヴァティカン博物館の入口

ヴァティカン市国の外壁

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素晴らしいブロンズの天蓋

荘厳な大聖堂内部

カソリックの総本山といわれるサン・ピエトロ大聖堂へ。内部は豪壮華麗という表現がピッタリ当てはまる感じで、ここも人で混んでいた。キリスト教には詳しくないが、サン・ピエトロとは有名な聖ペテロ(初代教王)のことで、この大聖堂はペトロの墓所に立っている。

サンタンジェロ城

大聖堂を正面から見たところ

サン・ピエトロ大聖のバロック様式の広場

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