6月28日 ローマからナポリへ

海に張り出し建てられた卵城

ヴェスーヴィオ火山とサンタルチア港

サン・カルロ劇場

王宮

ナポリ湾を背景に

ヌオーヴォ城の凱旋門

地下3階まで下りる

ナポリメトロ内

ホテル前の通り

治安の悪そうな夕方の駅前広場

ナポリ駅横の通り

1時間10分後、ナポリ中央駅着。駅を出てびっくり!街の雰囲気がフィレンツェやローマと全く違う。大きなクラクションの音、信号無視、喧嘩口調の大声でしゃべる人たち。顔も服装も何もかも違う。いかにも下町の雰囲気がした。これがナポリっ子?
今回は治安の悪いと言われる駅前のイビスホテルで4泊。ゴミだらけの石畳の裏道をトランクを転がしながら、暗い気持でホテルに入った。

アパート近くの近郊電車駅

ティブリティーナ駅の電工掲示板

無事にナポリ駅到着

ナポリへの移動の日。アパートのチェックアウト後オーナーに近くの近郊電車駅まで送ってもらう。予約してあった列車はテルミニ駅発だが、その近郊電車駅からはティブリティーナ駅のほうが近いので、テルミニ駅の次のティブリティーナ駅も停まると思い込み(フィレンツェからの列車は停止した)、ティブリティーナ駅へ行った。
電光掲示板前でずっと待っていたが、なかなか案内が出てこない。やっと案内があったと思ったら、私たちの乗る次の列車の案内で、これはおかしい?と思い案内所に駆け込んだ。
私たちの乗る列車はテルミニ駅からノンストップでナポリへ行くという・・・。ということはこの駅には停まらない!頭が真っ白になった。

でもまだ出発まで30分あると言い聞かせ、大きなトランクを転がしながらメトロ乗り場を探し、まずはメトロに乗り込んだ。テルミニまで4つもの駅があり、心の中で早く!早く!と祈るような気持だった。10分前にテルミニ駅に着いた。

メトロ駅から列車の駅まで走り、何とか間に合ったと思ったが、プラットホームが29もあり、7番のホームが見つからない。駅員さん、ポリさん、誰でもいいから聞きまくり、ホームがわかり列車が見えた時ほっとした、と同時に最後の力を出してダッシュした。駅のホームが工事中で囲ってあり、一部分しか見えなかったのだ。

列車は5分遅れで発車したが、時間通りだったら多分乗り遅れただろう。あ~あ、旅も半ば。慣れて来た気のゆるみかな?しっかりしよう。

夜9時頃、ナポリから一緒に旅をする友人夫妻とホテルで会った。彼らは私たちより2~3日早くナポリ入りし、早速Welcome attackに遭ったという。まだ明るい夕方5時ごろ、ホテル近くの人の多い通りで、肩にかけていたバッグを後ろから大男に引っ張られたとか。バッグを離さなかった為倒れ、腰を強打し足や腕にかすり傷を受けたが、近くにいた奥さんが男を追い払い、被害はなかったらしい。ナポリ駅周辺は治安が悪く警察官やパトカーを至る所で見られるのに、本当に危険な所だと怖くなった。

夏のイタリア1ヶ月に戻る


その後、イタリア三大歌劇場の一つであるサン・カルロ劇場から王宮を見て回り、ナポリ湾のサンタルチア地区と卵城を目指した。4時を過ぎてもまだまだ暑く、炎天下を歩くのは辛かったが、海岸へ出ると涼しい風が吹きほっとした。ここがサンタルチア地区だった。遠くにヴェスーヴィオ火山とナポリ湾を眺めながら、日陰のベンチでしばらくぼんやりしていた。
その後海岸線に沿って20分ほど歩き、海に張り出している卵城へ行った。ここからのナポリ湾の眺めもよかった。

ホテル内は明るく清潔で、スタッフも親切でほっとした。ホテルでゆっくりし2時過ぎに外出。観光に行くのに小銭入れにカードと少額の現金のみで、何も持たないようにした。それほど治安が悪そうだった。
メトロ1線に乗りヌオーヴォ城へ。ナポリのメトロは地下3階まであり、ずっとエスカレーターで下りていくので怖かったが、新しく明るいので救われた。メトロ車内も思ったより落書きも少なく空いていたので安心して乗れた。ルネッサンス建築の華麗な城といわれるヌオーヴォ城は工事中で、内部は博物館になっていたので入らず外からの見学だけにした。


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