Pangkor(パンコール島)

2月10日(月) パンコール島へ

 キャメロン・ハイランドから後のことは何も予定してなく、HARUがのんびりしたビーチへ行きたいと言うので、キャメロンから比較的近いパンコール島へ行くことにした。調べてみるとタナ・ラータのバスターミナルからイポーまで行き、イポーでルムッ行きに乗り換えそこからフェリーに乗るらしい。詳しい地図やバスの時刻はわからなかったが、何とかなるだろうと出発した。

 イポーのバス乗り場はただ広場があるだけで、切符売り場や時刻もわからず聞きまわりやっとバスに乗れた。ところが客は私達の他に3人だけで観光客は誰もいなかった。途中で新聞を積んだりガソリンを入れたり、かなりローカルなバスで高速を走るのとは違い町や村に停まると、地元のおばちゃんや学校帰りの学生が乗ってきたりした。2時間後ルムッの町に着いた。

 ここでお昼を食べ、ホテルに電話して宿泊料金を問い合わせた。ガイドブックにフェリー乗り場に私設のホテル案内所がある、とあったのでそこで予約した。人のよさそうなおじさんで2泊するから安くしてと言うと、本当に問い合わせた値段よりウンと安くなりホテルが決まりほっとした。



 早速フェリーに乗りパンコール島に向かった。ペナン島へ渡った大型フェリーと違いこちらの方が小さく、いかにもひなびた島に渡る感じがした。船の中で年寄りの船員が日本から?と聞き、「♪白地に赤く〜日の丸そめて〜♪」とうる覚えの日本語で歌いだし、なぜかもの悲しく心に響いた。日本軍が一時占領していた時期があったのでそのときに教えられたのだろう。

 パンコール・ビレッジ桟橋に着くと乗合タクシーが待っていて、それでホテルに行った。ホテルはまあまあでシーズン・オフなのか泊まり客は少なくひっそりしていた。早速ビーチに行ったが期待した程ではなく残念だった。マラッカ海峡に沈む7時30分の日没は太陽が大きく見え奇麗でいつまでも見ていた。




2月11日(火) 島内をタクシーで

 朝からとても暑い。陽射しがきつく昨日少し歩いただけなのに、鼻の頭が真っ赤に焼けてしまった。日に当たるとひりひりと焼ける感じで太陽がまぶしくて目も開けられないほどだ。地図を見ると私達のいるビーチの他に2つもビーチがあり、そこへ自転車で行くつもりで外へ出たが、あまりの暑さでイヤになってしまった。

 部屋にいても仕方ないので、タクシーで2時間の島内一周観光ツアーに行った。2ヶ所のビーチで停まったが奥に行くほど海水がエメラルドグリーンになり奇麗だったが、2〜3人の白人が泳いでいるだけだった。島の中央は今も手付かずのジャングルに覆われているし、屋根が椰子の葉で出来た高床式の家も所々に見られた。見所としては、オランダ要塞、中国寺院などあったがあまり興味がもてずただ暑いだけだった。

 夕方ガイドブックで紹介してある地元の人が行くというレストランに行った。だだっ広い何の飾りっ気もない所だったが、華人の家族で賑わっていた。日本人の客が珍しいのか店の人も親切に対応してくれた。ガイドブックがなかったら汚そうで入る気もしなかっただろうが、良く見ると案外きれいにしていた。おまけに味もよく値段も安かった。帰ろうとしたとき急に雷がなり大雨が降ってきた。30分ほど待ったが雨やまずボーっとしていたら、店の主人が車でホテルまで送ってくれた。ちょっとしたことだがこういう親切に合いとてもうれしかった。




    

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