ファーロ(アルガルヴェ地方)

1月23日(月) カスカイス→ファーロ



9泊したカスカイスのシダデル・ホテルをチェック・アウトした。部屋からの電話線に繋ぎ海外ローミングサービスでインターネットに接続したため電話代が7500円もかかった。2日に1回のメールチェックとHPのアップに少々時間がかかったが、1泊のホテル代と同じ値段で驚いてしまった。このホテルにはワイヤレスのインターネットシステムがあり、1日3ユーロで使用できるらしいが、持ちこみのパソコンは使えないと思い聞きもしなかった。

アメリカやニュージーランド、タイでも同じように電話線に繋いでいたが、電話代はあまり高くなかった。どうもヨーロッパでは事情が違うらしい。私達は今まで北米での経験を元に何事も考えていた。スターバックスでコーヒーを飲めば紙コップはすぐに集まったので今回持ってこなかった。でもここでは、紙コップはなくスーパーで買ったが案外高かった。ホテルにもティッシュペーパーは置いてなかった。


 



またトイレや廊下など人のいない時には電気が消え、人が通れば自動的に電気がついた。アメリカ文化にすっかり毒されていたMINEは、合理的な考え方になるほどと感心した。が一度ホテルのトイレに入り誰もいなくて自分一人だけの時、自動的に電気が消え真っ暗になり慌てたことがあった。こんな時は節約タイプも困るのものだが・・・・。

リスボンからバスに乗り4時間でファーロに着いた。ここはポルトガルの南で、1月にはアーモンドの花で雪景色のように白くなると言うのにひかれて来たのにとても寒かった。その上残念な事にあまり綺麗な町ではなく雑然としていた。アーモンドの花は郊外で見られたが街中にはあまりなかった。ここではホテルを予約してなく「地球の歩き方」に載っているリーズナブルなホテルに決めた。今までのホテルと違い設備も悪く姉は驚いたようだったが、家族経営で受付のおばさんと子供は感じよかった。



 

1月24日(火) ファーロ



今日もとても寒い。格安ホテルで暖房があまり効かず寝ていても寒かったのでMINEは少し風邪気味になった。あまり寒いので出歩く気もせず、近くの(それでも歩いて25分ほど)ショッピング・モールへ行った。まだ新しく綺麗で数多くの専門店、フードコート、映画館、階下に大型スーパーも入り結構賑わっており、ウインドーショッピングを楽しんだ。

昼から城壁に囲まれた旧市街を見て廻った。ごちゃごちゃしていると感じたこの町も旧市街への門をくぐると、イスラム支配を彷彿とさせる石畳の狭い道と白い家並が続き風情あるたたずまいだ。中心にあるカテドラル考古学博物館などをさっと見て、暖を取るためカフェかパステラリアを探した。ガラスごしに多くの種類のお菓子が並んであり、言葉がわからなくても指さすだけで注文がOKなので簡単だ。どれを食べてもおいしく苦いコーヒーとよく合い、毎回いろいろな御菓子を食べた。

 




夜7時過ぎ、新鮮な魚を並べていて値段が表示してあるレストランに入った。この時間だとがらがらで客は私達だけ。店員が食事をしていたので入っていいか聞いた。ポルトガルでは夕食の時間が遅く夜8時から9時ごろが賑わうらしいが、私達はその時間まで待てない。

この店では魚の炭焼きとこの地方の名物料理カタブラーナ(ハマグリ,えび、いか、野菜などを鍋で蒸し煮料理)を注文した。味付けは少し濃いがワインに合いおいしかった。この国の人達がワインをよく飲むのには驚いてしまう。みんな水の感覚で飲んでいるようだ。昼食でもおばあさん一人で750mlのビンをカラにして平気だ。私達3人でもほろ酔い気分なのに。

 

 


       

 

 

 

 

 

 

 

inserted by FC2 system