4月17日(水)国立博物館周辺へ

ヴァーツラフ広場は、国立博物館前からメトロムーステク駅まで長さ750m、幅60mあり、広場というより大通りのようだった。プラハの繁華街の一つでホテルや高級レストラン、デパートなどがあり、いつも観光客や市民で賑わっていた。

旅行に来る前に、プラハの日本大使館勤務の春江一也著の「プラハの春」を読んだ。私がまだ学生だった頃に、この広場に何万人もの旧ソ連軍が戦車で押し寄せ占拠。カレル大学の学生ヤン・パラフの死による抗議があった所だ。まさしく今、自分も歴史の一部分を生きていると思うと感慨深かった。
その後国立オペラ劇場へ行き、5月2日上演の「カルメン」のチケットを買った。購入時高い席か安い席か聞かれ、思わず安い方と言ってしまった。後ろの方の席で、1人300Kc。よく見えるかな?.楽しみだ!

ヴァーツラフ広場
1968年、チェコの民主化運動を弾圧するため進行してきたワルシャワ条約機構軍がヴァーツラフ広場に戦車を乗り入れ、プラハの春(プラハの民主化)は挫折。
その事件から20年後の1989年、100万人のプラハ市民がこの広場に集まり、無欠の革命を果たした。これがビロード革命。

国立博物館はムゼウムといい、メトロA線、トラム11号線の駅がある。私たちのホテルはここからトラム11号線で18分の所にあるので、いつも利用する駅だ。今日はこの国立博物館とその周辺のヴァーツラフ広場、国立オペラ劇場、プラハ本駅へ。

ヴァーツラフ広場

博物館前の聖ヴァーツラフの騎馬像

国立博物館

国立オペラ劇場から歩いて近くのプラハ本駅へ行った。駅の前は広い公園になっていて、公園内を通り本駅へ。ところがこの辺りはどうも雰囲気が違った。木の陰で自分の腕に注射を打ったり、ナイフを振り回している青年もいた。ベンチで座っている人に、バスケットに何本も入れた注射針を売っているのを見てしまった。なんだか怖くなり足早に通り過ぎた。どこでも治安の悪いところはあるものだ。

プラハ本駅は外観はとても古そうだが中に入ってびっくりした。明るく広く近代的だった。1階のチケット売り場で、鉄道で行く予定のテルチとクトナー・ホラ行きの、時刻を教えてもらった。バスのインフォと違い、ここでは日時、行き先等を言うと時刻を調べて簡単にプリント・アウトしてくれた。相変わらず無愛想だったが、こちらがジェクユ ヴァーム(ありがとう)というと、目だけ笑ってくれた。
駅の3階にアールヌーヴォー様式のカフェがあると書いてあったので探したが、わからなかった。仕方なく国立博物館のカフェへ行った。ここは日替わり定食が2種類あり、ビールやコーヒー、ケーキもあるので、利用しやすかった。英語も通じ何といってもスタッフがにこにこ顔で愛想よく、とても感じ良かった。今後何回も利用しそうだ。

夕方5時、聖ミクラーシュ教会のオルガンとフルートのミニコンサートに行った。パイプオルガンの音色が教会内に響きわたり良かったが、もうひとつ感動しなかった。楽しみにしていたのにとても残念だった。

プラハ本駅

国立オペラ劇場

定食のチリコンカンとパンとラデッシュの酢の物

黒板のメニューもお洒落

聖ミクラーシュ教会のパイプオルガン


チケット売り場

プラハ本駅構内


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