トロントからカナダ最東部へ(2001、9、16〜10、1)

 


9月16日(日) Elora ⇒ Kingston (Ontario州) 走行距離 396キロ

 
 11時過ぎGuyさんとちよさんに見送られてHidden Forestを出発する。途中何度も振り返り、帰り道を間違わないように確認。401号線に出てトロントまで約2時間。トロントからオンタリオ湖に沿って進むがどこを見ても広く、対岸が見えないので湖とは信じられない。

 5時間ほど走って比較的大きな町、Kingstonに到着。キングストンは1840年から1844年までカナダ連邦の首都ともなった水の都とか。町を歩くと市庁舎とかライムストーン(石灰岩)の家々が歴史を感じさせる

 Fort Henryという昔の砦あとの近くのモーテルに泊るが、観光シーズンも終わりとあってガラガラ。勿論フォートヘンリーも見学できず(9月上旬まで)、その周りにある王立陸軍士官学校を外から見るだけ。今回のアメリカ同時多発テロ事件で、アメリカ、カナダの国旗が半旗になっているのが目に付いた。





9月17日(月) Kingston⇒ Montreal郊外(Quebec州) 走行距離 375キロ

 朝からサウザンド・アイランド・クルーズを楽しむ。まずオンタリオ湖岸からキングストンの町々を眺め、セントローレンス川を下ると大小1800余りの島々がある多島域に入る。これがThousand Islands と言われサラダのドレッシングの名前になっているとか? 夏だと観光客で賑わうのだろうが、秋ともなると船上は寒く1時間半のクルーズでも堪能した。

 また401号線に入り Upper Canada Village を目指す。ここは1860年代の生活を再現した歴史村で、実際に色々な家がありそこでロングドレスにエプロン掛けの女性が働いていたり、靴屋では靴を作ったりと、当時の生活がそのまま見られ大変興味付深かった。

 その後セント・ローレンス川に沿ってMontreal(モントリオール)まで走る。高速道路ではないのでスピードは出せず信号も多く時間がかかるが、そこで生活している人々の様子がよく分かり面白かった。川に向かって裏庭が広がり、モーターボートやクルーザーを持ちゆったり生活している感じだ。

 Quebec州(ケベック)に入ると道路標識はフランス語になり 全く読めずお手上げ状態。頼りになるのは号線だけ。同じ道を走っている時はいいが、他の号線に変わる時が左折か右折か迷ってばかり。行き先が読めれば困る事はないのだろうが、ちんぷんかんぷんのフランス語ではどうしようもない。

 

9月18日(火) Montreal郊外⇒ Cap-St-Ignace (Quebec州) 走行距離 358キロ

 
 今日はモントリオールとケベックの中間、セントローレンス川沿いにあるTrois-Rivierres (トロワ・リヴィエール)を目指す。ガイドブックによると「カナダで2番目に古い町。観光のルートから外れるためひっそりとした雰囲気が漂う」とある。そのひっそりとした・・・という言葉に惹かれて行ってみることにした。

 2時間後トロワ・リヴィエールに到着。フランス語圏だけあって町並みも、レストランも歩いている人々もおしゃれっぽく 何となくヨーロッパの雰囲気がする。ジーパン、スニーカー姿は私達だけで恥ずかしくなってしまう。バンクーバーではこれが当たり前だったのに・・・。同じカナダでも東と西ではこんなにも違うものなのか? お昼にコーヒーと軽くパン類を食べたがこれもおいしかった。バンクーバーでは量が多いだけで、あまりおいしくなかったのに・・・。 

 旧市街は18世紀の家並みが残っているらしいが、フランス語のため余りよく分からなかった。それよりも町外れから見たセント・ローレンス川と、遥か対岸に見える町並みが素晴らしかった。ケベック市を通過し、またセント・ローレンス川沿いに走るが、急にモーテルやホテルが少なくなり慌てる。観光地を過ぎたからだろう。街灯もない真っ暗な道を走りモーテルの明かりを見つけやれやれ。午後8時だった。

 



9月19日(水) Cap-St-Ignace⇒Matane (Quebec州) 走行距離 368キロ

今日も快晴、急に寒くなり空気も冷たく感じる。だんだん秋も深まり所々メープルの真っ赤な紅葉も見られるようになってきた。セント・ローレンス川も河口に近くなるにつれ、対岸も見えなくなりまさに海という感じだ。

 Rimouski (リムスキー)と言う割合大きな町でTim Hortons(カナダで人気のあるコーヒーとドーナツの店)に入ると、客の一人にじろっと見られる。カナダに来て初めての視線だ。そう言えばここでは東洋人を見かけたことはない。よほど珍しいのだろうと思うことにしたが、あまり気持ちのいいものではなかった。

 Mont-Joliを過ぎたあたりからロブスターや魚の絵を見かけるようになり、レストランやオーベルジュの看板も増えてきた。夕食はモーテルのおばさんに教えてもらったレストランに行きロブスター・かに・えびなどを食べた。店の雰囲気、味、値段、サービスと何もかも満点だった。やはりここはもうフランスだと思った。インターネットに繋ごうとしたが、近くにAPがなくダメだった。

 





9月20日(木) Matane⇒ Perce (Quebec州) 走行距離 383キロ

 
 Matane (マタンヌ)あたりからGaspesieというサインを見かけるようになる。ガスペ半島のことだろう。私達はガスペ半島の先端をぐるりと廻って行くのだが、なんとその面積が九州とほぼ同じとは!カナダの地図だけではよく分からなかったが、九州と聞いてびっくりした。

 海岸線に沿っていくつかの町や村を通りすぎるが、どの家々も白い壁に赤や青の屋根。家の周りも綺麗に手入れされていて感心する。ただ裏庭に薪が山のように積んであり、冬の厳しさを思い知らされる。

 やっとGaspe (ガスペ)に到着。観光シーズンも終わりこれと言って見るところもないので次のPerceを目指す。ペルセは132号線沿いにモーテルやホテル、レストラン、みやげ物店が立ち並び、かなり観光化している感じだ。と言ってもシーズンはずれで人は少なくガラガラだ。ペルセ岩が真正面に見えるモーテルに決めたが、値段の割に設備が悪くコーヒーのセットも置いてない。もっと中を見てから決めるべきだった。

 




9月21日(金) Perce⇒Bathurst (New Brunswick ) 走行距離 469キロ
 

波の音で目が覚め、カーテンを開けると目の前にペルセ岩が見える。気持ちいいものだ。長さ483メートル高さ88メートルで、3億7500万年前の岩らしいがピントこない。午前11時になると干潮で岩まで歩いて行けると聞いたが、その時間まで待てないので出発する。

 海岸に沿って132号線を4時間程走りガスペ半島を一周し終わった。次はMatapedia(マタぺディア)で11号線に入るのだが詳細な地図がなく、おまけに17号線が入り混じり分かりにくかった。ただ川があったので橋を渡るのだけは確かだった。しばらくすると橋が見え、大きな橋だったので何の疑いもせずに渡った。渡り切ったところに次の標示が出ていたがフランス語の長い地名だったので、読みもせず走った。どうも様子がおかしい。村の中に入っていくようだ。

 もう一度橋まで戻りうろうろしたが、やはりこの橋しかない。また橋を渡り今度は何の標示もないがさっきとは反対の方へ行った。未舗装道路でおかしいと思ったが、途中から舗装され川に沿っているのでこれでいいと思い20分ほど走った時、HARUが急に大声で笑い出した。前を見ると行き止まりだった!あーあ、なんてこった!

 三度目、どうもこの橋にとらわれ過ぎている気がして、もとに戻りしばらく走った。すると11号線の標示が見え、橋もあるではないか!ここだったんだ。結局見落としていたらしいく1時間もうろうろした。もう疲れた・・・。New Brunswick州に入ると英語の標識に代わり、言葉も通じると思うとほっとした。時計を1時間早め2時間のロス。モーテルに着いたのは遅かった。大きな町なのでインターネットに繋げると思ったが、ここでもダメだった。

 



9月22日(土) Bathurst⇒ Charlottetown (Prince Edwards Island 州) 走行距離 363キロ


 朝から雨、風は強いがそんなに寒くない。プリンス・エドワード島は「赤毛のアン」で余りにも有名で、観光化しているしHARUはあまり興味なさそうだったが、折角ここまで来たからには寄ることにした。全長13キロの長い橋を渡りプリンス・エドワード島に到着。

 しばらくすると雨も止み、どこまでも広がる低い木々の森、赤土の畑と道が印象的だった。取りあえずCharlottetown(シャーロットタウン)を目指したが、思っていたより町が大きく驚いた。インフォメーションに行くと予想通り日本人に会った。それも3組も・・・。

 無料の電話が何本もあったので、パソコンを使いたいと言うと快くOKしてくれ、1週間ぶりにメールをチェックした。このHPもアップしやれやれ。インターネットで日本語のニュースを読みたかったが、長くなるので止めた。今回のアメリカのテロ事件 その後どうなってるのか?日本の対応は?英語のTVのニュースだけでは全くわからない。

 




9月23日(日) Charlottetown⇒Halifax (Nove Scotia州)  走行距離 391キロ

 朝食を食べにTim Hortonsへ。ドーナツとコーヒーを注文するだけなのに店員の言ってることがスッと頭に入ってこない。しばらくしてからやっと分かる始末。そう言えばモーテルのおじさんの言ってる事も分からないところがあったが、適当に聞き流した。あーあ、自信なくすなぁー。

 「赤毛のアン」巡りをしようとCavendish (キャベンディッシュ)へ。まずグリーン・ゲイブルス(緑の切妻屋根)の家を見る。小説を読んでいればもっと興味を持てたのだろうが、ビデオだけで余り覚えてなく面白くなかった。それに火災で焼けたとあって新しく趣もなかった。(でも観光バスでたくさんの人がきていた。)木陰のベンチでランチにし、「恋人の小径」と言われる散歩道を歩いた。やはりアンは、若い子でないと面白くないのだろうか、ちょっと年をとりすぎたかな?

 その後ブルー・ヘロンといわれるドライブコースを走ったが、雨が降りだしよく見えず残念だった。また長い橋を渡り、最後のNove Scotia州に入りHalifaxまで4時間ほど走る。ハリファックスに近ずくにつれ霧が出てきてよく見えない。詳しい市内地図もないし、どこを走っているのかも分からず、モーテルの看板を見て適当に飛びこむ。

 夕食を食べに出るが場所がわからず、近くのレストランで済ます。HARUはホットサンドを注文するが、出てきた物を見てびっくり。なんと食パンにグレービーソースがかかっているのだ。おまけにその量の多い事。確かにホットには違いないが、こんがり焼けたパンではなくベトベト・・・と言う感じだ。またカナダの味付に戻りがっかりした。

 



9月24日(月) Halifax ⇒ Truro (Nove Scotia 州)  走行距離 355キロ

 朝から暖かく外へ出てみると雨その上濃霧、入り江にある町だからいつも霧が発生するのだろうか?ハリファックスは極寒で寂れた漁港をイメージしていたが、近代的なビルもあり寂れたと言う感じは全くしない。

 ガイドブックに「ライトハウス・ルートと呼ばれる、ハリファックスから南海岸へ続く道は、ノヴァ・スコシア特有の美しい海岸線が魅力。港に漂うカラフルな小舟、開拓時代を彷彿とさせる優雅な家並み・・・」とあったので、行ってみることにした。ハリファックスから103号のハイウェイ、そして333号で海岸線に沿ってPeggy's Cove(ペギーズ・コーブ)の灯台へ。赤と白の可愛い灯台があり、こじんまりした漁港も素敵だった。

 また海岸に沿って走ること1時間(この海が大西洋と後で知ってびっくり!)Mahone Bay(マホーン・ベイ)に入ると、3つの教会が並んだ可愛い村があった。前に海が見え通りにクラフト店、みやげ物店など数店並んでいるだけだがどの店もおしゃれな事。思わずシャッターを押したのがかぼちゃで飾り付けた八百屋さん。店の中も彩りを考えて野菜を並べてあり店主のセンスのよさが窺い知れた。




 最後に行った町がユネスコの世界遺産に指定されたLunenburg(ルーネンバーグ)。十字に区切られた通りにカラフルで年代物の家がずらっと並んでいて、まさにヨーロッパの雰囲気だ。港には赤く塗られた博物館やレストランがあり、そぞろ歩きする観光客で賑わっていた。ここで泊まろうかとも思ったが時間的にも早いので、もう少し行くことにした。

 もと来た道をハリファックスの方に戻り(また霧だった)森を1時間ほど走り抜け,Truro(トゥルーロ)という町で偶然見つけたモーテルは、値段は手ごろなのに本格的なレストランで夕食15%引き朝食はビュッフェと最高だった。部屋はいうまでもなく清潔で文句無し。すぐにNO VACANCY(空室なし)になり、さすが皆よく知ってるなと思ったが、他に理由があったのだ。

 それはこのモーテルのすぐ近くに「タイダル・ボーア」という現象が起こる川があり、それを見るため泊まっていたのだ。時間を聞くと明日の朝、午前7時40分とのこと。時間的にもちょうどいいので明日を楽しみにして早めにベッドに入った。

 


9月25日(火)Truro ⇒ Sydney (Nove Scotia州)  走行距離  582キロ

 7時過ぎ起床。夕べは暗くて見えなかったが,レストランの裏に川岸が削られた赤土色の川が見えた。タイダル・ボーアというのは1日に2回、この川の流れが川下から上流へと逆流する現象で、世界一干満の差が激しいファンディ湾がもたらすものらしい。7時40分多くの人が見守る中、今まで川下の方にちょろちょろ流れていた川が、川下から白い波頭を立てて川幅一杯に水が押し寄せてきた。何の音もなく静かだった。いつの間にか川は上流に向かって流れていた。不思議な現象だった。


 トゥル―ロからCape Breton(ケープ・ブルトン)島を目指したが、途中でまた雨になってきた。ここ4〜5日雨ばかりでいやになってしまう。今日はCabot Trail (カボット・トレイル)と言われる海岸線に沿った300キロのドライブ・コースを行く予定なのに。このコースは標高差500メートルのアップダウンが続き北米で最も美しいらしい。HARUの運転技術を信じて行くことにした。

 内陸部を走っている時は紅葉も見え田舎の風景で気持ちよかったのに、海岸線になると急に霧に覆われ何も見えない。こうなると海岸線を楽しむどころか、500メートルのアップダウンは怖くのろのろ運転するしかない。




 おかげでSydney(シドニー)に着いたのはずいぶん遅くなってしまい、疲れていたので夕食はマグドに行った。うわさに聞いていた「ロブスターのハンバーガー」があったので食べてみたが、値段だけが高くおいしくなかった。確かにロブスターは入っていたが・・・。そしてモーテルに行くと、信じられない事に満室だと断られた。もう探し廻るのもいやだったので他のモーテルを紹介してもらった。70歳代のおばあさん一人のモーテルで古く、電話もないのでインターネットもできなかった。APのある町なのに残念!




9月26日(水) Sydney⇒ Moncton (New Brunswick)   走行距離 469キロ

 今日も雨と霧。私達が目指していたカナダの最東端の町シドニー。特に見るべきところもなく、雨なのでそうそうに引き上げることにした。ケープ・ブルトン島の海岸線の美しさ、何となく感じさせられる冬の厳しさ・・・等をカメラに写したかったが霧では仕方なし。小雨の中、モンクトンまで一気に走った。早めにモーテルに入り、久し振りにインターネットに繋げたので、長時間楽しみ寝たのは午前3時半だった。

 


9月27日(木) Moncton ⇒ Woodstock (New Brunswick)  走行距離 388キロ

 またしても雨。Moncton (モンクトン)の町を車で見て廻っただけ。タイダル・ボーア公園とかファンディー湾沿いにHopewell Rocks(ホープウェル・ロックス)と言われる奇岩群があるらしいが雨であきらめ、Saint John (セント・ジョン)を目指した。以前Guyさんとちよさんがこの町に3年間住んでいたと聞きなぜか親しみを覚える。

 インフォメーションの?マークを目印に進むと、自然にダウンタウン中心部についた。キング・スクエアの近くに車を停め、昔から続いているオールド・シティ・マーケットへ。知らない町へ行ったら市場を覗くのは面白い。こじんまりしているが野菜や果物類、魚介類、焼きたてのパンから雑貨、みやげ物やといろいろあって楽しい。

 その後歴史を感じさせるレンガ造りの建物を見ながら港の方へ歩いた。カナダ有数の貿易港らしくずいぶん大きな客船が2隻も停まっていたのには驚いた。





9月28日(金) Woodstock ⇒ Quebec (Quebec州)近郊  走行距離 610キロ

 昨夜泊まったモーテルは隣にドイツレストランがあり、そのレストラン目当てのお客が多くびっくりした。家が余りないのにどこから人が集まってくるのか不思議だった。HARUはお勧めの××××パテ(ハンバーグのような物)、MINEはウィンナー・シュニィツェル(牛肉の薄いカツレツ)を食べたが適量で味もよかった。

 ウッドストックからアメリカ国境線に沿ってニュー・ブランズウイック州を南から北へ走り抜けたわけだが、途中に見える町々が何とヨーロッパ的なこと。小さな町の中心に白い教会があり、家々がその廻りに集まっている。ハイウエーを走っても、マクドやキングバーガー、ティムホートンズの看板はあまり見られない。

 レストランの味の良さヨーロッパ的な雰囲気の町。ここはケベック州?と思ったほどだ。調べて見るとニュー・ブランズウィック州は人口の35%をフランス系住民が占め、国内で唯一公式に英仏語を採用するバイリンガル州とあり、納得した。

 

9月29日(土) Quebec近郊⇒ Ottawa ⇒ Benfrew (Ontario州)  走行距離 641キロ

 ケベックからそのまま帰るつもりだったが、トロント近郊にお住まいの藤本さん(土田さんの紹介で知り合った人)のお勧めで、Algonquin Provincial Parkに寄る事にした。アルゴンキン州立公園は7600平方キロメートルの広大な森の中に、1500キロのカヌールートがありカヌーのメッカらしい。またハイキングコースもあり、この時期紅葉もみごととか・・・。

 ケベック近郊からモントリオール、オタワを抜け、公園の東門の近くの町に着いたのは6時30分を過ぎていた。今日は土曜日だし、紅葉シーズンでモーテルも満室かもしれない。でも行ける所まで行ってまた戻ろう・・・なんて冗談半分に言っていた。

 そしてここと決めたモーテルは満室で断られ、他のモーテルやホテルを紹介して・・・と頼むと、申し訳なさそうにこの町にも、この先の町にも、どこにも泊まるところはないと言われた。予想していたこととは言え、ショックだった。仕方なくもと来た道を引き返した。月明かりだけの真っ暗な田舎道を時速90〜100キロで走り、1時間半後やっとモーテルを見つけた。もうこりごりだ。


9月30日(日) Benfrew ⇒Algonquin Provincial Park ⇒Huntsville (Ontario州) 走行距離 303キロ


 また昨日と同じ道をアルゴンキン州立公園に向かって走った。(距離を測ると105キロもあった。)東門から入りまずビジター・センターに行ったが、大型バスが3,4台も停まり混んでいたのでびっくりした。紅葉は少し早く、陽の当たっているところは赤や黄色に変わりきれいだったが、全体的に黄緑や緑が多く残念だった。でも2〜3時間かけてトレイルを歩き気持ちよかった。

 夕方西門に行き周り一面メープルの木で、それもすっかり紅葉が進み真紅、赤、黄で覆われた風景を見て満足した。残念ながら夕日で写真は撮れなかったが・・・。




10月1日(月) Huntsville ⇒ちよさん宅  走行距離 280キロ

 
 昨夜インターネットで調べていたら、Dorsetという町の高台に火の見やぐらがあり、そこから紅葉が見えるというので行くことにした。Huntsville(ハンツビル)から40分ほど走っただろうか、ドーセットと言う可愛い村についた。見ると小高い山の頂上に鉄塔が見えそちらの方へ行った。

 鉄塔の下はちょっとした公園になっていて、けっこう人がいた。鉄塔は高さ30メートルで下がすけて見え怖そうだったが、高いところが好きなMINEはどんどん登って行った。登るに連れ視界が開け、1番上に行ったときは思わずわーぁ。すごい!と叫んでしまった。

 360度視界が開け、見えるのは一面紅葉した森と湖だけ。まさに別世界だった。夢中で登ったのであまり怖さは感じなかったが、いざ降りるとなると下が見えるので足がガタガタ震え、手すりをしっかり握り降りてきた。階段は128段あった。

帰りは迷わずにスッと帰れた。ちよさん宅のhidden horestもかなり黄色くなり、綺麗だった。総走行距離は、6731キロだった。ご苦労さん!

 



 

         
   

 

 

 

 

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